最近、急増しているおひとり様。自由に活動できるメリットもありますが、下記のことを考えておく必要があります。
人が亡くなった後にはさまざまな手続きが必要です。急を要するのは遺体の火葬および遺骨の処理です。おひとり様は準備周到な方が多く、お墓を準備していて永代供養までの手続きをしている人もいます。
しかし、これらは誰かに伝えておかないと、そこに入れてもらうことはできません。これらの準備をしていても亡くなっていることが気づかれずそのままになっているお墓が、一定数存在していると言われています。
死後の手続きとしては、
①死亡届や社会保険関係(公的年金、公的医療保険、公的介護保険など)の届出
②賃貸契約や公共料金、電話等の解約手続き
③亡くなった人の準確定申告
④相続手続き(自宅や金融資産などの処分)
⑤家財道具などの遺品の処分、などがあります。
これらを誰がやるのか、誰に頼むのか考えておきましょう。
特にこちらを決めておくことは、お一人様の場合、重要です。信頼できる友人と関係を深めておきましょう。とはいえ、どんなに良い人でもお金に困っていたりお金がかかる家族がいたりする人だと、魔が差すということもあるので、信頼する人を決めるのはとても難しいです。そのような方には専門家と契約することもできます。こちらも本当に信頼できる専門家なのか、時間をかけて探しておく必要があります。
突然の入院に備えて、入院時に必要なものをバッグなどにまとめて、わかりやすい場所においておきましょう。健康保険証、現金、自宅のスペアキー、お薬手帳、タオル、入院中の着替え、洗面用具、お気に入りの本、親戚や友人・知人などの連絡先などを入れておくと便利です。
また信頼できる友人に渡せる専用の銀行口座を作っておき、友人に託します。信頼のおける人に代わりにお金を引き出してもらって、病院の支払いなどに充てることができます。友人の信頼度合いにより、入れる金額は数十万くらいなど自分で決めておきましょう。
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